
花粉症患者増加に伴って、花粉症の予防薬や治療法もいろいろと出てきています。毎年悩まされる花粉症を何とかしたいと考えている方も多いでしょう。
花粉症が発生する原因やメカニズム、治療法や症状緩和方法について紹介していきますので、花粉症対策に役立ててみてください。
花粉症が発生する原因とメカニズム
花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因となり起こるアレルギー症状の一種です。日本では年々花粉症患者が増えてきており、1998年から2008年の間でその患者数が1.5倍にも増加しているほどです。
まずは花粉症発生の原因とメカニズムについて理解しましょう。
花粉症を引き起こす原因とは
花粉症は植物の花粉に免疫が過剰反応を起こして、アレルギー症状を引き起こします。花粉症の原因としてはスギやヒノキが有名ですが、それだけではなくイネやブタクサ、ヨモギなど、花粉症を引き起こす植物は約50種類にも昇ります。
つまり人によっては、一年中花粉症を引き起こすアレルゲンが存在するということです。
花粉症の原因となる植物は人それぞれ異なります。花粉症の主な症状は鼻づまりやくしゃみ、咳ですが、原因を特定することで早めの対策が取れるようになります。
花粉症の原因が気になるときは、自分がどの花粉に対してアレルギーを持っているのかを、病院で検査してもらえます。
花粉症を引き起こすメカニズム
花粉症などのアレルギー症状は、免疫反応が花粉を異物として捉えてしまうからです。まず花粉が体内に入ると、免疫機能がそれを異物とするかどうかと判断します。
そして異物ととらえるとIgE抗体を作りますが、これが花粉症などのアレルギー症状を引き起こす原因です。
そして再度花粉が体内に入ってしまうと、鼻や目の粘膜にある細胞とIgE抗体が結合するのです。
その結果アレルギー症状を引き起こす物質が分泌されてしまし、くしゃみや鼻水といった症状が出てきてしまいます。
花粉症の治療方法
花粉症に悩む方が多く、シーズンが本格化する前に治療を始める方も増えてきています。
花粉症の主な治療法について紹介していきます。
花粉症の主な治療法について紹介していきます。
薬による治療
花粉シーズンの到来は予報できますので、シーズンが始まる前に病院やクリニックを受診して投薬治療が受けられます。
花粉症の症状は人それぞれですので、それぞれの症状緩和効果の高い薬を処方してもらえます。
早めに薬を飲んでおくと、花粉が本格的に飛散してからも症状を抑えられるようになります。
花粉症の治療薬について
花粉症自体を根本的に改善する薬はありませんので、症状を軽くする薬が処方されています。
飲み薬も多く処方されますが、鼻の粘膜でアレルギー症状を悪化させるヒスタミンの働きをブロックしてくれる抗ヒスタミン薬が主流です。
鼻づまりや鼻水の治療に関しては、飲み薬だけではなく直接鼻に噴射する点鼻薬もよく処方されています。
花粉症を軽減するオススメの道具
花粉症の時期は目や鼻の強いかゆみ、くしゃみは鼻水などの症状で悩む方は大勢います。少しでも症状を緩和するために、役立つグッズを活用してみましょう。
マスクとメガネ
花粉が飛散する時期は外出するのもつらいですが、出かけないわけにはいきません。外出の時はメガネとマスクを着用することで、花粉が直接鼻や目に入ることを防げます。
花粉症の時は鼻から花粉が入り込んでこないように、鼻にぴったりと密着するタイプのマスクを選ぶのがおすすめです。
空気清浄器
どんなに気を付けていても花粉が家に侵入してくるのを100%防ぐことは不可能です。そこで空気清浄器を活用してみましょう。室内の花粉を取り除いてくれます。
空気清浄器を選ぶときは、花粉を取り除く効果の高いフィルターが細かいタイプを選ぶのがおすすめです。
花粉以外にもPM2.5や微細なハウスダストなど、アレルギー症状を悪化させる要因を取り除いてくれます。
鼻洗浄機
鼻の粘膜に花粉が付着していると、花粉症の症状が悪化してしまいます。そこで鼻洗浄機を使ってみましょう。鼻に付着した花粉をすっきりと洗い流してくれます。
まとめ
花粉症で悩む方は大勢いるのですが、完治する有効な薬はまだないのが現状です。ツラい時期を乗り切るためにも、対策グッズを上手く活用してみましょう。
ハウスダストもアレルギーの原因です。以下も参考にどうぞ。